「起きている間中ずっと読書しなさい」という意味の漢文の解釈で、読書とは・・・そもそも何か?

読書とは・・・読んだ内容を実生活に使うことである。

これなら、仕事中も遊び中もずっと読書可能になる。

というような内容のことを一年前に教わった。

今は「仕事は楽しいかね」を読んでいる。
非常に読みやすい本だけど、わくわくしながらゆっくり読んでいる。速く読むと意味が分からない。自分の経験と照らし合わせて、咀嚼しながら読むと、光が射すように答えが見えてくる。
ほんものの上司とは?という話。会社のトップにこそ必要なことが書いてある。

最近はアマゾンのユーザー評価のおかげで、良い本にめぐり合う確率がかなり高くなった。
良い評価と悪い評価の二面性を見れば買うに値する本かが大体分かる。

本の面白いところは、今の自分にとって価値があるかどうか。人によって評価が違うのは当然だと思う。また、昔に意味がわからず面白くなかった本が、経験積んだ後に読むと深くて面白いなんてこともあり得る。

もう一つの衝撃

たった一言で、ドキッとした。

「現代の多くの女性が自分の身体に悩んでいる事実は、美容業界の戦略がうまくいった証拠だ。この世界では、何かが間違っている。」
                        byアニータ・ロディック

アニータ・ロディックさんはイギリスの女性実業家であり、動物実験を行わない化粧品の製造や販売の先駆者。

そういえば、女性実業家の名言ってあまりにも少ない気がする。そう思って調べてみたら、この方の考え方に非常に興味を持った。

圧倒的に他と違う。

以下印象的な部分を引用

「ザ・ボディショップは、企業の強欲さに反発しながらも、世界中の企業の中でも裕福なほうだ。裕福なビジネス・ウーマンとして、魅惑的で快適な生活に身をゆだねるのは簡単だ。だが、何かを求めて闘うことのない生活なんて死んでいるようなものだ。私は闘い、旅を続けるために、精一杯できることをする。私が目にするものが私の活力になってくれる。子どもたちには、私が死んだらこれまでに稼いだすべての財産は、一ペンス残らず人権活動家たちに譲ると言い残してある。 」

「世界最高の美女と一緒に座っても、五分もしないうちに退屈するだろう。生き生きとした女性は、綺麗な人でなくても輝いて見える。真の美しさは、理想の身体的特徴の組み合わせよりも、内なる調和からくると私は信じている。 」

「感受性や直観力などこれらがビジネスの概念を変える材料になる。近いうちにより多くの女性が責任ある立場に立つようになるだろう。そう信じる一番の理由は、競争の激化で、どの会社もただブラジャーをしているというだけで優秀な頭脳を無駄にする余裕はなくなるからだ。問題は、自分がどれほど優れているかを女性自身が知らず、自信を持っていないことにある。 」

「私たちはフレックスタイムを導入し、職場に人間らしさを持ち込んだ。託児所を作り、思いやりの観念、愛情の観念も持ち込んだ。私たちは職場で愛について語ることを認めた。創造性の概念を持ち込んだ。ただ、まだ評価はされていない。男性にとって、ビジネスとは金銭的なことだから。何も難しい話ではない。ビジネスの言語を変えようと言っているのだ。謙遜、愛、創造性、同情、そして理解がビジネスを語る言葉に加えられるように。 」

20世紀の時代にこんなビジョンを持った人がビジネスの分野で大成功していることが衝撃だった。

めっちゃかっこいい女性だと思う。この考え方に共感した。
これからの時代にこそ必要なことを何十年も前に取り組んでいたことに驚きを隠せない。