鳥大の学祭は終わってから、注文は当分来ないだろうと思っていたが、今度は他大学の学祭シーズンで注文が3件ほどあった。(現在も一部進行中)
鳥大の学祭が終わって仕事が急になくなり、寂しくなるなと思っていたのは一日だけだった。
次の日から、おかげさまでまた適度に忙しい日々を送らせてもらえた。
暇と余裕があると何故か、レポート終わらせようとか勉強してみようとか思わず、ついだらけてしまうので良くない。
いつも自分に甘いのでセルフコントロールがなっていない。
ちゃり部の耐久ランをOBとしてサポートして後輩の頑張る姿を見て自分ももっと頑張らないといけないなと良い刺激になった。
まだまだ若いわけだし、多分。
忙しいと危機感と充実感で、生活リズムもよくなるので今からは自ら忙しくなるように行動していきたい。
最近はほぼ毎日バイトを雇っている。納期に間に合わせないといけないので
ようやく具体的に継続の形が見えてきた。
今まで自分一人でやってきたことを、すべて学生スタッフに任せることが可能だと思う。
メンバーもほぼ決まっていて、この仕事の魅力と楽しさがバイトでの仕事を通じて伝わっているようだし、製作に関しては自分よりも能力が高い一年生。
もちろん今すぐには無理だけど、マニュアルを作って直接教えていけば、一ヶ月後には実現できるはず。
当分の間はある程度サポートしながら仕事を行い、最終的には自分が卒業しても事業が継続できるようにする。
これからの目標とは事業を継続できる状態を実現すること。
夢は学生でT-printを組織化して、サークルのように代々引き継いでいけるようにすること。
そしてその学生スタッフメンバーと会議を開くこと。
------以下回想---------------------------------------------—-
一年前の今頃はちょうど機械を買って、休学するという決断を下した時だった。
その頃は何の根拠もなく、必ず成功すると信じきっていた。
今思えば、何故あんなに自信があったのかと不思議に思う。
おそらく偏った知識で現実の世間を全然知らなかったからだと思う。
どこにも成功を裏付ける要因なんてなかった。
最初の在庫と機械や道具などの合計で100万近く掛かった初期設備額も一年半くらいで返せたらいいなと楽観的に考えていた。
これは勇気があったのではなく、本当に世間知らずだっただけ。
今考えると恐ろしい。今になって一年前の自分の無知さを思い知る。
それでもとにかく熱かった。あの頃は。
その時は夢、いや、単なる空想をただひたすら頭に思い描いていた。
そう、それはいろんな団体から注文を受けて、納品して、自分が作った商品を使ってもらっているところをキャンパス内で見かけること。
その頃はとにかく他社より圧倒的に安ければ簡単にたくさん注文を受けれるだろうという単純な思考だった。
現実にはそんな訳もなく、注文はまず来なかった。というよりも知名度が全くといっていいほど無かった。
そんなこんなで失敗を繰り返し、紆余曲折を経ながら今に至り、あの頃思い描いていた空想は本当に現実になった。
2008風紋祭の様子
http://printorder.blog17.fc2.com/blog-entry-19.html
一年前から考えれば奇跡のような現在。何かに導かれるようにしてここまで来れた気がする。
ただ、自分の実力で実現できたわけではない。そもそも実力なんて全く無かったんだし。
100%まわりの人のおかげだと思う。どう考えても人との出会いが無ければ不可能だった。
だから本当に感謝している。人のせいにして生きるのは何かもやもやした嫌な感覚になるけど、それとは正反対に心の中で人に感謝するのは気持ちが良い。
去年の夏休みに北海道で命を助けられた時から人に感謝することが多くなった。
感謝すべき機会が増えたのか、感謝するように意識が変わったためか分からない。多分両方だと思う。
事業を始めたおかげで感謝の意味と大切さがより強く分かるようになったと思う。
T-print継続の形とは
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