T-printノート10冊目に

新商品のアイデアをまとめていると、知恵熱でフラフラに。
眠くならないので、現在仕事中。

事務所を整頓していたら、昔のT-printノートが出てきた。
仕事のアイデアやメモなど頭を整理するためのノート。

7年目で最近10冊目に入った。

懐かしいなーと思ってぱらぱらめくってみたら、起業当初からびっしり。

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20歳の時に描いた第一冊目は、北海道の自転車旅から鳥取に帰った翌日から書き始めた。今読むとかなり的外れなことばかり書いてある。本当に的外れで、全然地に足がついていない。

恥ずかしいくらい熱い!ものすごく熱い!

文字から熱が伝わってくる。

製造工程とか錬金術のような複雑な図を描いて一人で満足してたのを思い出した。やっぱり恥ずかしい。そういえば、だからこそ事務所の奥に封印してたんだった。

でも、どれだけわくわくしながら書いたかがよく分かる。

やっぱり起業っていいなと改めて思った。

この頃、ほぼ売上ゼロで初期投資額は全財産だったのに。不安そうなことは何にも書かれていない。そしてもちろん僕の記憶にも不安だったことはなかった。

一冊目は一瞬で埋まっており、すぐ二冊目に。売れ始めたのは2冊目の中盤から。
書いてある内容が変わり、現実的な視点が入り交じる。それでもまだまだ、視点がぼやけている。社会の仕組みや、ビジネスのこと、社会の中での自分の立ち位置、何もかも把握していなかった。

軌道修正できたのは周りの人のおかげだった。

友人、チャリ部の先輩、後輩。

3~9冊は長い年月の間にはいろんなことがあったなーとしみじみ。

ん?「T-print補完計画」って何だろ!? 目に止まったので写真に撮ってみた。

今まで、沢山のアイデアが湧いては消えていき、生き残ったものだけが今ある。

その時はものすごい商品思いついた!と思い、興奮してアイデアをノートに書きまくるけど、翌日冷静に見てみると大したこと無かったり、しっかり調べてみると既存サービスだったり、そんなことがよくあった。

感覚的にはのんびり生きてきた気がしていたけど、ノートを見る限りではその時々に葛藤があったり、その時は重大な悩みだと思っていることがあったり、かなりアップダウンがあったんだなと。

何よりも今まで、「ものすごく考えてここまでやってきた」ということが分かった。

もっと価値を生み出せる人間にパワーアップして、関わってきた人に仕事で恩返しができるようになりたい!